連載第12回目は、株式会社土木管理総合試験所の「DK note」記事より「2023年度BIM/CIM適用に伴う出来ばえ評価資料作成とは?」を掲載いたしました。
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堤防とは、人家のある地域に河川や海の水が浸入しないように、河岸や海岸に沿って土砂を盛り上げた治水構造物のことで、俗に土手とも呼ばれます。降雨等で河川が増水すると水位が上昇しますが、堤防があることによって堤内地が守られています。近年は豪雨災害による河川の氾濫等がニュースで多く見られますが、この災害から守ってくれるのが堤防です。日本の国土面積93%は河川流域からなっており、国土面積の10%の洪水氾濫区域に人口の約 50%、資産の約75%が存在しています。また、日本の河川は急勾配で流域面積も小さいために、急激に増水しやすい傾向にあります。
例えば、よく締め固められるのか、盛り立てた後安定するのか、水を通すのか、通さないかなどの土の情報です。それらの情報は土質試験を行うことによって得られます。
例えば、地盤が強いのか弱いのか、どのような土の地盤なのか、水が抜けるのか抜けないのかなどの地盤の情報です。これらは地盤調査を行うことによって得られます。
例えば、施工中はどんな管理をしているのか、品質が保たれるように施工するにはどのくらい締め固めればよいか、決まった品質は確保されているのか、重機が走行できるか、安全に施工できるか、など施工中の情報です。これらは現場試験を行うことによって得られます。
土質試験では実際どのような試験が必要になるのでしょうか。
➀試料採取…土砂の性質を知るために現場で試料を採取します。
②締固め試験…よく締め固まる水分量を求めます。
②透水試験…どのくらい水を通すのか求めます。
③三軸圧縮試験…設計通りに安定するのかを確認します。
本施工前に試験盛土という、実際の工事と同じように土を盛って締固め、きちんと設計通りの密度であるか(土が締固められているか)等を確認します。
➀試験盛土を造ります。
②転圧します。
③現場密度試験…密度を確認します。
④沈下量を調べます。
土木管理総合試験所では現場状況により、最適試験調査をご提案いたします。
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