連載第8回目は、株式会社土木管理総合試験所の「DK note」記事より「労働災害ゼロへ!クレーン転倒防止の地耐力調査」を掲載いたしました。
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AQUA Visualizer(アクアビジュアライザ―)という地下水源の探査技術をご存じですか?
水源開発事業やボーリング調査の効率化、また水文調査、上下水道修繕工事等の帯水層の把握にも利用できるシステムで、水源探査の精度向上が期待できます。
従来の地下水探査といえば比抵抗値や充電率(IP法)を用いた解析を行っていましたが、従来の解析方法に加え“特定周波数効果指数”という新技術を用いて解析を行うことで、探査精度の向上を実現した技術です。
これまでは周波数と比抵抗値には一定の関係にあると考えられていましたが、ある特定の周波数を地中に流すと、地下水が存在する場合に比抵抗値が局所的に大きく変化することが分かりました。この特性を利用し帯水層の位置を解析します。
比抵抗値、充電率(IP法)、特定周波数効果を計測でき、かつ任意の周波数を変えて計測できます。地下水探査の探査精度を向上したことによって、AQUA Visualizerは国際特許(No. WO 2016/017507 A1)および日本特許(特許第6235146号)を取得しています。
特許出願者:いちごホールディングス
当てもなく何本もボーリングを掘って、帯水層を確認していませんか?
事前にAQUA Visualizerで帯水層の位置を確認することで効率的、経済的効果が見込めます。
ため池の漏水調査や地すべりの帯水層調査で、事前に水の位置を特定でき、対策工費用の抑制が見込めます。
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業務案内ページ「DKnote」まで▶ https://service.dksiken.co.jp/