建設業界のDX推進と業務管理システムの導入状況について

  • LINE

前の記事   次の記事

株式会社CONOCが実施した調査により、2024年4月に施行された時間外労働の上限規制に対する建設業界の対応状況が明らかになりました。本記事では、業務管理システムの導入状況やその理由、未導入の理由について詳しく解説します。


2024年問題と建設業界の現状



株式会社CONOC(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山口一)は、「2024年4月に施行された時間外労働の上限規制対策の実態調査」を全国の建設業者540名を対象に実施しました。この調査は、建設業界におけるDX化の現状と今後の展望を探るためのものです。


調査結果の概要



調査結果によると、年代別で見ると、20代のみが40%を超えており、40代・50代は30%未満という結果となりました。全体で見ても、業務管理システムを導入しているのは半数以下ということが分かりました。これにより、若年層の方がDX化に積極的であることが示されています。


業務管理システムの導入理由



業務管理システムを導入した理由について、「1位は『作業時間を短縮できるため』(41%)、『業務ごとのデータを一元管理したいため』(31%)、『業務フローの進捗状況をリアルタイムで把握することができるため』(31%)」が挙げられました。これらの理由から、業務効率化を目的としたシステム導入が主な動機であることがわかります。


未導入の理由と課題


一方、業務管理システムをまだ導入していない理由としては、「システムを導入するほど困っていないから」(25%)、「何から始めたらいいか分からない」(25%)、次いで「導入費用が高額なため」(24%)が挙げられました。これらの結果から、多くの企業が初期投資の負担や導入プロセスの不明瞭さに課題を感じていることが明らかになりました。


情報収集方法



さらに、建設業界の情報収集においては「同業他社・知人からの口コミ」(27%)が最も多く、次いで「SNS(Twitter / Instagram / TikTok / YouTube / Facebook)」(20%)、「ニュースサイト・WEBサイト」(19%)という結果となりました。これにより、業界内のコミュニケーションやソーシャルメディアの活用が重要な情報源となっていることが分かります。


調査概要


  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 実施機関:株式会社CONOC
  • 調査対象:全国20~59歳の建設業者
  • 対象人数:540名
  • 調査期間:2024年5月25日〜5月31日


まとめ


今回の調査から、2024年4月に施行された時間外労働の上限規制に対応するために、多くの建設業者が業務管理システムの導入を検討していることが明らかになりました。特に、若年層がDX化に積極的であることや、業務効率化を目指す動きが顕著に見られます。


【会社概要】

代表者:山口 一

所在地:東京都渋谷区渋谷1-1-3 アミーホール504

事業内容:Con-tech事業

URL:https://conoc-dx.co.jp


【出典元】

PR TIMES:「【建設業者540名に聞いた/2024年問題、施行1ヶ月後の実態調査】4人に1人が業務管理システムを導入したいと回答

※株式会社CONOC調べ

この記事のライター
サガシバ編集部です!
時期に応じた特集や製品に関する記事、イベントの案内や対談形式のインタビューなどを
掲載しています。お知らせやお得な情報も発信していきますので、ぜひ記事のチェック&
フォローをお願いします。
『サガシバ』に会員登録して、匠の野帳をもっと便利に!
会員登録すると、最新記事の情報が受け取れる他、便利な使い方がたくさん!

サガシバ編集部さんの匠の野帳をもっと見る

2024年09月25日 10:36 サガシバ編集部さん
0 0
株式会社MCデータプラスが提供する「建設サイト早払い」は、建設業界向けの請求書買取サービスとして注目を集めています。2024年7月末時点で登録企業数が2,000社を突破し、多くの企業に利用されています。本記事で...
0 0
2024年08月21日 09:29 サガシバ編集部さん
0 0
2024年9月1日に開催される「ふれるぼうさいフェス」に、西尾レントオール株式会社が特別協賛として参加し、防災に関する体験型ブースを出展します。このイベントは、多彩なプログラムを通じて防災意識を高め、実践的...
0 0
2024年07月24日 09:42 サガシバ編集部さん
0 0
2024年4月21日、基礎地盤コンサルタンツ株式会社主催のイベント「そこが知りたい!地形・地質と土木技術ー治水の歴史から学ぶ河川防災ー」が開催されました。22名の大学生が参加し、利根川水系を舞台に治水技術や土...
0 0
2024年05月23日 10:19 サガシバ編集部さん
0 0
株式会社ユニックが開発した電動ラジコン草刈りロボット「ユニモワーズ」が、2024年5月から11月にかけて九州大学伊都キャンパス農学部附属農場で実証実験を行います。この実験は、急傾斜地などの草刈りが困難な場所...
0 0
2024年04月24日 09:19 サガシバ編集部さん
0 0
株式会社FLIGHTSが国土交通省 東北地方整備局からICTサポーター認定を受けました。この認定により、株式会社FLIGHTSはドローンを活用した3次元計測技術や施設・構造物の点検支援を強化し、地域の建設現場の生産性向...
0 0
2023年10月25日 01:32 サガシバ編集部さん
1 0
連載第15回目は、株式会社土木管理総合試験所の「DK note」記事より「堤体内に高い蓄積性を有するPFOS/PFOAとは?」を掲載いたしました。■前回の記事はこちら建設業では人手不足からくる属人化した働き方を改善させ...
1 0
2023年08月23日 00:19 サガシバ編集部さん
1 0
連載第14回目は、株式会社土木管理総合試験所の「DK note」記事より「堤防とは?築堤について試験調査をご紹介!」を掲載いたしました。■前回の記事はこちらPFASを含む泡消火剤が軍事施設などで漏出した場合、その付...
1 0
2023年07月19日 00:30 サガシバ編集部さん
1 0
連載第13回目は、株式会社土木管理総合試験所の「DK note」記事より「堤防とは?築堤について試験調査をご紹介!」を掲載いたしました。■前回の記事はこちら平成7年12月22日に「建築物の耐震改修の促進に関する法律...
1 0
2023年06月21日 00:20 サガシバ編集部さん
1 0
連載第12回目は、株式会社土木管理総合試験所の「DK note」記事より「2023年度BIM/CIM適用に伴う出来ばえ評価資料作成とは?」を掲載いたしました。■前回の記事はこちら堤防とは、人家のある地域に河川や海の水が浸...
1 0
2023年05月24日 00:30 サガシバ編集部さん
0 0
連載第11回目は、株式会社土木管理総合試験所の「DK note」記事より「アスベストの基本と関連法の改正について」を掲載いたしました。■前回の記事はこちら国土交通省では、BIM/CIMを活用し設計段階から施工、維持管...
0 0
1ページ / 5ページ中
会員登録(無料)