【製品・技術情報ピックアップ】草刈り中の事故事例から見る安全対策 株式会社アイデック

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今回はサガシバ編集部より、株式会社アイデック様の記事をご紹介します!


雑草を放置すると「害虫の発生」「資産価値の低下」「事故・犯罪の要因」など多くの問題が発生するため、生活空間における雑草は適切な草刈りが重要です。

除草ツールには自走式や乗用式の「草刈機」をはじめ、様々なツールがありますが、「刈払機」が代表的なツールといえるでしょう。

刈払機にはエンジンやモータ駆動タイプ、肩掛けや背負いタイプがあり、機動性の高さ、取り回しの良さから多くの現場で使用されています。取扱販売店も多く、どこでも購入できることから、刈払機による草刈りはプロユーザーから一般ユーザーまで最もポピュラーな草刈りスタイルとされています。使用者が多い刈払機ではありますが、草刈り中の刈払機を起因とした事故は後を立ちません。


草刈り中の事故事例


刈払機は手軽に使える便利な機械ですが、注意して使用しなければ、思わぬ事故につながります。刈払機による事故は大きく分けて「障害事故」「物損事故」の二つに分類されますが、軽い物損事故から重篤な傷害事故、さらには死亡事故に至ったケースもあります。


事例一覧

  1. 二人一組で作業。相手が刈払機を操作し、当事者が草を刈りやすいよう、くわを使って倒れた草を持ち上げる作業中に刈払機が跳ねて、当事者の左手人差し指に刃があたり、手の甲側から指関節付近を約4cm切傷した。 
  2. 自宅の庭の草刈り中に、刈払機の刃が長女の首に接触。救急搬送されたが、死亡した。
  3. 刈払機で作業中に右目に異物が入り、激痛が走ったため救急搬送された。右目のほぼ中央部に植物の破片が入り、緊急手術にて異物除去と角膜縫合を行った
  4. 道路際で作業していた際に、飛散物が通行中の車に直撃し、フロントガラスが破損。
  5. 公園の駐車場で草刈り作業の際、空き缶を飛ばしてしまい、通りがかった来園者の顔に接触。

学校や商業施設の窓ガラスを破損してしまったという事例もあり、飛散物による事故は多くの草刈り現場で発生しています。


何故このような草刈り事故が発生するのか


草刈り事故が発生する要因としては主に下記3つの要素が挙げられます。

  1.  操作的要素:作業者の機械操作技術と知識の未熟さ、慣れからくる過信など 
  2.  機械的要素:高速回転刃 ( 機械特性 )、機械メンテナンス不足など
  3.  環境的要素:天候による作業現場の足場状態の変化や構造物、溝など

エンジンを止めずに、詰まった草を取ろうとして発生するなどの操作的要素を起因とする事故に関しては、使用者への正しい知識付け、安全教育を行うことで防ぐことができます。

しかし、機械的・環境的要素に関しては注意を払っていても事故が発生するケースがほとんどです。金属刃は一方向回転構造であるため、雑草を刈るには刃を高速で回転させる必要がありますが、この高速回転が原因となり跳ね返り(キックバック)や飛散物が発生し、事故につながります。

一般的な金属刃はキックバックが生じた際に刃が自分の方向に向かってこないように刃の9時~12時の位置で行うのが基本です。しかし、斜面での草刈りでは姿勢も崩れ、正しい刃の位置で雑草を刈っていても障害物への接触で操作者自身に跳ね返ってくる場合もあります。こういった斜面での不安定姿勢が原因となるキックバックによる事故も発生割合が高いケースです。他にも、草むらの陰に潜んでいたコンクリートや木株、小石などに接触するなど、機械的・環境的要素が絡むと細心の注意を払って使用していても事故が発生してしまいます。

中でも飛散物による物損事故は草刈り事故の大部分を占めています。国民生活センターでは稼働中の刈払機の刃に接触した小石が、最大時速130キロで飛散するという試験結果を公表しており、飛散した小石は10メートル離れた自動車側面の窓ガラスを砕く威力があると注意喚起しています。飛び石事故は草刈り中の事故で郡を抜いて多く、対策は必須といえるでしょう。

事故の発生には様々な要因が絡み合いますが、「キックバック」と「飛散物」を防ぐことができれば多くの事故の事前防止が可能です。


具体的な対策方法とは


刈刃による事故に関しては刈刃の使い分けで対策できます。切創事故やキックバック防止手段として紐タイプのナイロンカッターを使用している方も多いのではないでしょうか。キワ刈りも安全に行え、人体に接触しても比較的安全です。しかし、ナイロンカッターではキックバックや切創事故は防げるものの飛散物を抑制することはできません。雑草を切断するためには高い回転数が必要となり、金属刃以上に飛散する特性があります。

草刈り中の飛び石対策として代表的な方法は防護ネットによる養生です。高速道路や施設管理周辺の除草など飛び石により周辺に危害を加える可能性がある場所で主に用いられています。防護ネットの使用はネット位置を移動し、保持しながら刈り作業を行うため、ネットを持つ人員を割かなければならず、コストがかかる対策といえます。刈刃に接触した石は決まった方向に飛ぶわけではなく、ネットをすり抜けて飛散するケースも多々あるため、確実性には欠けてしまいます。

このような飛び石・キックバックを含む草刈り事故は刈払機アタッチメント「スーパーカルマー」の使用で対策が可能です



減速回転ハサミ刈り『スーパーカルマー


回転数を安全領域まで減速し、回転ハサミ方式により草刈り中のキックバックと飛散物を大幅に抑制します。国内のほとんどの刈払機に取付けることが可能な刈払機アタッチメントで国立研究法人農研機構から飛び石抑制に関する効果も証明されています。

製品特徴

・石跳ねが少なく安全

アタッチメント内部の減速ギヤボックスでエンジン回転数を約20分の1まで減速。減速機構と上下刃の回転ハサミ駆動により、低速回転でも効率よく草が刈れ、石などの飛散を抑制。

・キワ刈りができる

刈刃が障害物に触れても、跳ね返りが少なく、キワ刈りがスムーズで安全な作業に。

・危険な場所で作業効率アップ

人のいる公園や通行車輌の多い道路、建物周辺など、従来の高速刃では危険な場所でも安全に効率よく作業ができる。

・地面に置いて安全に使用できる

コンクリート等の構造物や地面に接触してもキックバックがほとんどないため、地面に置いて滑らせながら安全に除草可能。


エンジンやスロットルを停止すると刃も完全に停止する「ブレーキ機構」を搭載しており、高速回転刃のようにエンジン停止後も慣性によって回り続けることがありません。急な転倒時に刃が接触して怪我をするリスクも大幅に軽減できます。

◆ケーブル切断対策にも活躍!

外側に刃付けをしておらず、ハサミ刈り方式で雑草を刈ります。挟みこまないと刈らない構造であるため、ケーブル保護に用いられているFP管などは基本的に切断しません。雑草以外の対象物を傷つけにくいため、駐車場のタイヤキワなども安心して作業できます。



草刈り事故ゼロを達成するために


草刈り中の事故は対策の有無によって大幅に発生件数が変わります。商業施設の管理や工場などでの除草にスーパーカルマーを導入される企業が年々増加しておりますが、導入後の事故発生は減少傾向にあります。

また、道路・施設管理会社においては、安全刈刃の使用や防護ネットとの併用を除草時の作業手順書に組み込んでいる企業もあります。

このように安全対策ツールを上手く活用し、具体的な対策を取ることで事故発生件数の削減が可能です。草刈り事故ゼロを達成いただくためにも是非「スーパーカルマー」をご検討ください。


製品について



刈払機アタッチメント「スーパーカルマー」に興味がございましたら、下記URLよりお問い合わせください。

https://sagashiba.jp/products/1380

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