「情報収集ってどうしているの?」土木コンサルタントが考えるおすすめのニュース・WEBサイト

  • LINE

前の記事   次の記事


土木コンサルタントの人は、セミナーに出席して情報交換をすることも多いようで、新聞やニュースを毎日見ている人もいるかもしれません。

私は土木コンサルタントを務めるにあたり、業界全体の最新情報の収集を日々行うようにしています。また大手ゼネコン・各社が何に力を入れているのかを把握するようにしています。例えば、現場の業務を効率化するための重機の自動化について、BIM/CIMVRに関する取り組みなどです。

そうしたニーズを知ることで今後の受注の変化を探っていき、土木コンサルタントとして新しい提案ができるよう努めています。また、単純に様々な知識の引き出しがあると、発注者さんとの打ち合わせの際に話題が広げやすいということもあります。


建設に関する最新情報入手のために利用しているおすすめサイト


  • 建通新聞電子版‐株式会社建通新聞社
  • 日刊建設工業新聞オンライン‐株式会社 日刊建設工業新聞社
  • 建設通信新聞Digital(電子版)‐株式会社日刊建設通信新聞社
  • BUILT‐アイティメディア株式会社
  • DIGIMA NEWS‐株式会社Resorz
  • 日経クロステック‐株式会社 日経BP


 新聞


建通新聞電子版‐株式会社建通新聞社

発注機関が公表する入札に関する情報、発注予定データから予算情報、どういった地域に何が建設されるのかが日々、確認できる新聞社のサイトです。

サイト内の各記事の詳細閲覧は有料となりますが、見出しや要約であれば無料で見られるためおすすめです。また、建設業に詳しい専門家や著名人、経営者などが執筆した記事を集めた「コラム」や「特集」は無料で閲覧できます。例えば、「新国立競技場が完成」の等の概要から写真、細かな情報確認が可能です。興味のある建設物や地域の更新があれば確認するようにしています。

日刊建設工業新聞オンライン‐株式会社 日刊建設工業新聞社

大手ゼネコンを始めとしたニュースが紹介されている新聞社のサイトです。私は見出しだけ毎日見て、気になった記事の詳細を確認しています。見出しと共に写真が掲載されていて見やすいです。

他にも「論説・コラム」、「行事」などカテゴリが分かれていて、「技術・商品」、「工事・計画」では新しい情報の概要を確認できます。


建設通信新聞Digital(電子版)‐株式会社日刊建設通信新聞社

ヘッドラインで毎日の建築情報が一目で分かるのが、日刊建設通信の新聞社によるサイトです。地域の再開発情報や3Dモデリングなど記事は、欠かさず見るようにして話題作りにも役立てています。サイト上で新聞形式にして読む際には有料です。


 ニュースサイト


BUILT‐アイティメディア株式会社

建設×IT関連の記事を扱うサイトで、建設の技術を中心とした最新記事や特集が掲載されています。特集は一つの記事のボリュームがあるため深堀りしながら見られて、関連記事や記事ランキングの見出しから興味を持つことも多いです。

会員登録をするとメールマガジンや、主要な記事をPDFでダウンロードできるサービス等が使用できるので、私はIT技術と建設に関する記事を残すようにしています。


DIGIMA NEWS‐株式会社Resorz

世界各国の建設に関わるニュースを扱っているサイトです。国ごとに分けられており、インフラ・建設・エネルギー等のジャンルだけでなく、医療やサービスなども取り扱っています。

私は週に1回は「再建」、「土木」に関する見出しが書かれている記事をチェックし、アクセス記事ランキングも見るようにしています。


日経クロステック‐株式会社 日経BP

建築、土木のジャンルごとにニュースが見られるサイトであり、記事によって詳細を見るには有料会員用となるものもあります。

建設テック」、「DXの現場」の特集は目を通すようにし、BIM/CIMに関する内容は写真と共に確認しています。


まとめ


今回紹介したニュースやWEBサイトの閲覧、他にもメールマガジンの登録などを通して、私は常に知識をつけるようにしています。

そうすることで、土木コンサルタントにおける提案や話題につながり、単純に新たな情報に触れるのが楽しいのもあります。

これからも継続して業界の情報収集をしていこうと考えています。

この記事を読んでいるあなたへ

※本文内にある一部のキーワードをクリックすると、該当する製品・技術情報にアクセスできます。

この記事のライター
AutoCADのオペレーターから始まり、現在では3Dモデルの作成に従事しています。
建設業ではRevit、現在の土木業ではCivil3Dなどのソフトを使用してきました。
土木では橋梁、道路などのモデリングから、施工ステップの作成も行っています。
趣味は映画、海外ドラマの鑑賞で、休日は他のライティングにもチャレンジしています。伝わりやすい内容を意識し、興味を持って頂ける内容を投稿していくので、よろしくお願いいたします。
『サガシバ』に会員登録して、匠の野帳をもっと便利に!
会員登録すると、最新記事の情報が受け取れる他、便利な使い方がたくさん!

こでぃもさんの匠の野帳をもっと見る

2021年03月03日 04:48 こでぃもさん
11 8
建設業において少子高齢化や就職者不足対策のため、ロボット(AI)を活用した業務効率化が進んでいます。そんな中、土木におけるトンネル内作業や掘削、墨出しや溶接といった現場作業の他、作業所内の書類整理など、...
11 8
2020年12月23日 06:39 こでぃもさん
13 10
毎年、私は土木学会やAutodesk社が主催している建設業や各種設計ソフトに関するセミナーを受けていますが、2020年はコロナ禍により参加が難しくなりました。オンラインで学べる講座も多いですが、職場で受講すると集...
13 10
2020年09月16日 00:56 こでぃもさん
15 11
土木業においてCADの利用は2次元の設計だけでなく、3Dモデルの作成にも活用されています。3DCADモデルの作成業務にはいくつか種類があります。工区全体の把握のため、橋梁・道路などを作成し、周辺地形もモデル化す...
15 11
2020年07月15日 01:53 こでぃもさん
10 7
土木業界におけるVRやARの活用が広まる中、どのような機能があるのか知らない方も多いと思います。VRは専用のヘッドセットをつけて見回すことでオフィスや離れた場所からも現場の様子が確認でき、ARはタブレットやス...
10 7
2020年07月15日 01:50 こでぃもさん
11 11
ここ数年、土木業界ではドローン(無人航空機)が注目を集め、測量における人手不足の解消や業務効率化につながることから重宝されています。空撮で建設現場周辺の写真を撮影したり、AI機能と併用して橋梁や道路の点...
11 11
2020年06月10日 00:45 こでぃもさん
11 10
設計者にとって風通しの良さを意識すると現場や発注者に対してどういったメリットがあると思いますか?「なんとなく、雰囲気が良くなる」と思いつくかもしれませんが、具体的なメリットはイマイチ分からないかもしれ...
11 10
2020年05月13日 02:05 こでぃもさん
13 9
今回は土木コンサルタントの仕事の内容について実例等を挙げていくつか紹介したいと思います。土木コンサルタントの仕事内容とはゼネコンを始めとしたクライアントをサポートしたり、建設会社と国や地方自治体といっ...
13 9
会員登録(無料)