2025年6月、株式会社旭テクノロジー(ATCL)は、兵庫県姫路市で橋梁点検のデモンストレーションを実施しました。ドローンを駆使した「2機体制」や「3D点群データ」、「リアルタイム記録」の導入によって、橋梁点検の安全性・効率性が大幅に向上。これにより、インフラ点検業務における新たなスタンダードの提示となりました。本記事では、デモンストレーションで注目された3つの技術にフォーカスして紹介します。
ATCLは、橋梁点検の効率化と安全性向上を目的に、2つのドローンを組み合わせた新しい手法を披露しました。
使用されたのは以下の機体:
DJI Matrice 350 RTK(監視機体)
DJI ZENMUSE L2(高精度LiDARシステム/カメラ)
Flyability ELIOS 3(狭小部点検機体)
""MATRICEによる上空撮影と、ELIOS 3による近接点検を組み合わせることで、橋梁全体から細部までを網羅する高度な点検が実現""
操縦士と副操縦士はそれぞれのタブレットでライブ映像と過去の点検報告を照合し、リアルタイムに正確な判断・記録が可能に。さらに、""機体が操縦士の視界から外れる状況が発生するため、安全性の観点からMatrice350RTKにより、ELIOS 3の飛行状態を上空から常時監視""とすることで、視界外飛行によるリスクを大きく低減しました。
DJI ZENMUSE L2をMatrice 350 RTKに搭載し、橋梁全体の3D点群データを生成。点検後に詳細な解析を行うことで、構造物のわずかな変形まで視覚的に確認することが可能です。
""取得した点群データに対してフィルタリング処理を施し、構造物の主要部に対して直線を描画したところ、明確な『そり』が確認されました""
このようなデータは、過去との比較が可能で、経年劣化の兆候を数値化できるため、予知保全・予防保全の実現に大きく貢献します。
デモンストレーションでは、ELIOS 3による点検時に2台のタブレットを活用した記録方式を導入。
Aタブレット:ライブ映像のミラーリング表示
Bタブレット:過去の点検調書を表示
""副操縦士はBタブレットで前回の損傷箇所を確認しながら、Aタブレットでのライブ映像を通して操縦士に正確な撮影指示を出すことが可能""
この運用により、野帳記録が不要となり、点検記録の精度と作業効率が向上。さらに、ELIOSシリーズ専用ソフト「Inspector」では、3D表示や静止画の一覧表示、赤外線カメラによる温度チェック、スケール機能など、点検後の解析支援機能も高く評価されました。
まとめ
会社名:株式会社旭テクノロジー
代表者:代表取締役 幸長 保之
所在地:【本社】〒671-2224 兵庫県姫路市青山西4丁目4―1
事業内容:プラント事業/再生可能エネルギー事業/ドローン事業