連載第15回目は、株式会社土木管理総合試験所の「DK note」記事より「堤体内に高い蓄積性を有するPFOS/PFOAとは?」を掲載いたしました。
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建設業では人手不足からくる属人化した働き方を改善させる動きが叫ばれる中、少子高齢化社会により人材獲得がさらなる困難となることを見据えて、優秀な人材が多いベトナムが注目されています。
土木管理総合試験所のベトナム現地法人C.E. Lab International Co.,Ltd(以下CEラボ)でも、現場の下書きや写真データの整理を行い、技術者の手離れを進めることで人手不足解消の一助となっております。今回は、内業課題を解決したCEラボの実績を紹介します。
ベトナムで開催する会社説明会では多くの学生や卒業生が集まる中、採用活動を行っています。CEラボには日本語レベルの高い社員が在籍しており日本語でのコミュニケーションに困ることはありません。
2022年ハノイ市の大学構内にて企業説明会と個別面談の様子
昨今まで新型コロナウイルス感染症に伴う厳しい行動制限もあり、日本と同じくベトナムでもオンライン会議システムが急速に普及しました。業務の打合せやシステム操作習得などは「マイクロソフトTeams」を使いオンラインミーティング、チャット、Officeファイルや動画の共有を行います。CEラボスタッフが初めて触るシステムについては日本側スタッフと同じ操作レベルになるよう指導を行います。
CEラボでは、お客様のご要望を伺ったのちに『 無料トライアル期間 』を設けております。トライアルで作成した内容が、お客様の要望に添う品質かご確認いただき、問題がなければ発注という形式としております。
CEラボが作成したデータを日本側スタッフがレビューし修正点をCEラボにフィードバックします。1度で仕上がることはなく、トライアル期間中1つ1つ改善要望をCEラボに伝え精度を上げていきます。
習得した実例の一部を紹介します。
家屋調査の立面図スケッチのCAD化と膨大な写真アルバム作成依頼。これにより1件あたり2日~3日の手離れとなり残業削減にも大きく寄与。
図面データの無い点検調書からCADトレース。点検の現場に行く前準備として図面起こしをベトナムに依頼。1件あたり約1時間の時間削減。
古い施設で図面データが無く、ドキュワークスからCADトレース。変状図作成に加え、写真アルバムの作成。2~4日の時間削減。
定期点検にて下書きからひび割れ・浮き・剥落・漏水など変状図に書き起こし。
ソフトウェアの習得。日本で解析をする前の事前準備としてモデル作成を依頼。ソフトの使い方はビデオ会議の画面共有を使用し実務者の模倣からスタート。
技術者が「どうすれば手離れできるかな?」と考え見直した結果、コア業務への集中や、受注拡大にも繋げられた実例がでてきました。
建設コンサルタント様、同業者様からの業務をCEラボがお手伝いいたしますので、業務相談してみてはいかがでしょうか?
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