▼概要
トンネル掘削補助工法に使用するICT型注入機。
自動制御・自動データ管理・遠隔操作など注入施工現場をスマートに変化させます。

▼システムの特長
●管理容易・効果的な注入管理
・ 自動帳票作成
注入機内に設置したノートPC で、収集したデータを元に自動で帳票を作成します。
素早く、正確な帳票作成を手助けします。帳票は見やすく、分かりやすいフォーマットで出力されます。
・地山評価型帳票
注入圧・注入量のデータを平面図の様に俯瞰表示することで、より直感的に注入状況をとらえることができます。
複合的な地山評価に使用でき、掘削前に予め地山状況を推察し、剥落などの危険災害回避に役立ちます。
・ チャートデータ電子化対応
チャート紙として出力していた注入データを、電子データとして出力できます。帳票データと共に電子データとして管理でき、注入データの管理がより容易になります。

●品質向上適切な注入管理
・ 注入状況の見える化
施工断面の注入量・注入圧を、リアルタイムでチャート表示することで、注入状況を一目で理解できるようになりました。
リアルタイムモニタリングが実現したことで常時、地山に見合う適正な注入量を、素早く再設定することが可能になります。
・圧力追従機能
流速固定の注入管理が多く、作業員の手による圧力管理は、非常に困難です。圧力変動に流速が自動連動する補助システムが、効果的な注入管理を実現します。
※機能のON/OFF が可能です。
・ 初期圧+2.5MPa 自動停止
注入圧が急上昇した時に、自動で運転を停止することができます。正確性の高いルールに即した注入管理をサポートします。

●省力化・施工安全性向上
・遠隔操作
注入台車に設置した無線LAN 設備を利用し、タブレットで離れた場所での操作が可能になりました。
作業員が、切羽の状況を確認しつつ、注入作業を行うことで、施工正確性・安全性の貢献に寄与します。
・ 遠隔地監視
詰所に管理用PC を設置、坑内以外でも注入状況の確認が可能です。ネット回線を利用し、注入状況を共有できます。