防草シートとネットを合わせた防草工法です。
つる性雑草の歩道への侵入、転落防止柵への絡みつきを長期間防止します。
防除困難なつる雑草の代表格「クズ」を抑えることができます。
つるガード工法の商品改良により、より長期間（20年）の 耐久性を実現しました。

使用部材一覧
STGネット
　網目サイズはクズが絡みつかない構造です。
　つるガードネットから繊維と樹脂を改良し、長期間（20年）の耐久性を実現しました。黒色とすることで、設置時の視認性も向上します。

GUシート
　GUシートを敷設することで、クズ以外の雑草を防除し、クズが登攀しにくい設計になっています。
　GUシートも長期間（20年）の耐久性能があります。

詳細はカタログを御覧ください。

つる雑草が問題になるのはいくつか要因があります。

１．通行者の事故の誘発
つる性雑草が歩道を覆うことで歩くスペースが狭くなります。歩行者は車道の近くを通ることになり危険が増えます。

２．ゴミのポイ捨て誘発
雑草が茂っていると美観が損なわれるため、ゴミのポイ捨てをしやすい環境になります。

３．管理コストの上昇
つる性雑草の除去は通常の機械除草に比べ手間がかかります。
また、つる性雑草の代表格であるクズは夏場の成長スピードが著しく、除草回数が予定より増加することが懸念されます。


期待できる効果

１．つるの柵越え防止
2m幅の防草シートを敷くことで、つるがススキやセイタカアワダチソウなどの丈の高い雑草に絡みついた場合にも、柵の乗り越えを防ぎます。

２．つるの下からの這い出し防止
ネットの裾を防草シートの下に潜り込ませることで、ネット下までつるが達した場合にも、歩道側につるが這い出ることはありません。

３．つるを簡単にはがせる
防草シートを敷くことで、つるの着根やしがみつきを防ぎます。シート上につるが堆積しても、簡単にはがすことができます。


おすすめポイント

１．紫外線に強い耐用年数２０年の高耐久設計の仕様
本工法に使用されている部材は、いずれも紫外線照射試験をしています。

２．燃えにくい、タバコのポイ捨て対策
本工法に使用されている防草シート、ネットはともに防炎性能試験を受けています。
特にタバコのポイ捨てに対して十分な難燃性をもっていることを確認しています。

３．風に強い
有限要素法構造解析プログラムによるシミュレーションを行っています。
構造計算上では風速46m/sの強風にも耐えます。