建設業界には専門用語がいっぱい!建設コンサルタント会社に入社した新入社員が大変だと感じること

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私は、建設コンサルタント会社に入社して5カ月目の新入社員です。大学時代は環境化学を専攻していましたが「公共物の設計がしたい」と思い、建設コンサルタント会社に就職を決めました。現在は設計部で上司や先輩に教わりながら、経験を積んでいる最中です。

近年、建設業界の若手不足が話題になっていますが、せっかく入社した若手社員には、なるべく長く建設業界で経験を積んで一人前になってほしいですよね。建設業界でキャリアを積んでもらうためにも、新入社員が共通して苦労する点を把握したり、新入社員に向けてどのような助言をしたりするのかが大切だと思います。

そこで今回、新入社員の目線から「建設コンサルタント会社に入社して大変だと感じること」について書きたいと思います。


新入社員がまず苦労するのは「業界用語」


建設コンサルタント会社の新入社員がまず苦労することは、「業界用語」だと思います。建設コンサルタント会社に限らず、土木業界には一般で使われないような専門用語がたくさんありますよね。私自身、上司や先輩、発注者とやりとりするうえで業界用語に苦労しました。そして、業界用語を早く覚えることの重要性を感じました。


業界用語の重要性を実感した出来事


上司との会話

私が入社したばかりの頃、上司から「成果品を見てみて。勉強になるよ」と言われました。しかし、そのときの私は「成果品」が一体何なのか分からず、「成果品とは何でしょうか」とそこから質問を始めました。他にも、上司から「ポンチ絵描いて」と言われて、「ポンチ絵」の意味が分からず聞き返したこともあります。


発注者とのやりとり


入社して1か月ほどたった頃、初めて発注者との打合わせに参加することになりました。事前に上司から「打合せ記録簿を作ってもらうから、打合せのメモをとっておいて」と言われていました。初めての打ち合せに緊張しつつも、私は発注者や上司が発した言葉を必死にメモしました。その際に、「キョウリョウ(橋梁)」「セコウキメン(施工基面)」など専門用語が飛び交い、その度に「えーっと、どういう意味だっけ」とメモを取る手が止まってしまいました。

また入社して2か月ほどたった頃、私は業務に関して発注者に問い合わせることになりました。それまで私は社外の人にメールをしたことがなかったため、事前にメール文を上司に読んでもったのですが、その際に、「それは〇〇っていう言葉で表現したほうがいいよ」と表現をいくつか直されました。

これらの出来事から、私は「業界用語を覚えないと、打合せに支障をきたしてしまう」、「メールの文章だけで社外の人に質問の意図を理解してもらうためには、自分が業界用語をきちんと使えないといけない」と危機感を感じました。


業界用語を覚えるために実践している方法


①自分も業界用語を使う


また、「覚えた言葉をさっそく使ってみる」ことも有効だと思います。例えば「成果品」という言葉を新しく覚えたのならば、普段の仕事の中で「今回の業務に関連する『成果品』をまとめました」と口に出してみます。

実は私は建設コンサルタントの会社に入社する前、海外の小学校で働いていました。職場の同僚と現地語でコミュニケーションを取ることに苦労していた際に、早く外国語を覚えられる方法は「新しく覚えた単語を会話で使ってみる」でした。外国語の習得と同じで、土木の業界用語も口に出すことで早く覚えられると感じました。


②上司や先輩に積極的に質問する


私は、上司の指示や先輩との会話で分からない業界用語が出てきた場合、その場で「すみません、さきほどの○○はどういう意味ですか」と質問します。業界用語を分からないままにしておくと、指示や会話を間違って解釈してしまうからです。

入社してすぐの頃は、上司や先輩に質問することに対して「そんなことも分からないのか」と思われないか心配でした。しかし実際に私が質問してみると、上司も先輩も嫌な顔せず教えてくれ、疑問点を尋ねやすくなりました。

新入社員が質問してきた際は、「こういう意味だよ」と教えてあげると新入社員は助かると思います。 

建設コンサルタント会社で働く上で、他にも大変な点はあると思いますが、今回挙げた「業界用語」は新入社員の多くが共通して苦労する点ではないでしょうか。新入社員を部下にもつ方は「何か分からなかったことはない?」と聞いたり、「覚えた言葉はさっそく使ってみて」と助言す ると良いかもしれません。

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この記事のライター
大学では理学部で環境化学を専攻。
大学卒業後は発展途上国の小学校で環境教育などを行い、帰国後に建設コンサルタント会社に入社。設計部で上司や先輩に教わりながら、経験を積んでいる最中です。いつか海外業務に携わりたいため、英語も勉強中です。
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2021年06月02日 01:21 n.ringoさん
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