ヒートパイプを用いたパイプクーリング工法

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■工法の概要
この工法は、マスコンクリートのひび割れ抑制対策として、ヒートパイプをマスコンクリート内に設置し、高温となる内部熱をヒートパイプにより移動させ、外部に熱を放出させる工法です。従来技術のような冷却水の循環や水を冷却する装置などを使用しません。また、ヒートパイプ内部の作動液を媒体としてコンクリート内部と外気の温度差により熱を移動させるため、使用電力の大幅な削減を可能としています。
使い方は、あらかじめ埋設した鋼製シース管に水を張り、ヒートパイプを挿入するだけの非常にシンプルな方法です。また、ヒートパイプの突出部分を扇風機等で冷却し熱移動作用を増強すれば放熱が促進され、より高いクーリング効果を得ることができます。

<特長>
● 環境への配慮
・ポンプや冷却装置等の機器を設置しないため、電気を使わない。
・ヒートパイプ本体も温度差エネルギーを動力としているため、
電気を使わない。
・従来技術のような大量の循環水を必要としない。
● 経済性
・多ロットコンクリート打設現場では、ヒートパイプを繰返し使用することにより、大幅なコスト削減が可能となる。
● 容易な施工
・冷却水の循環管理・温度調整を行う機器装置が必要ない。
・冷却水を循環させる煩雑なホースの配管がない。
・水温管理等の煩雑な運用管理、設備の組立、解体が必要ないため、省力化、省人化が図れる。
・大量の水の調達が困難な場合や、狭隘な作業現場等で適用できる。
・ヒートパイプは、人力による運搬が可能。

製品・技術情報

製品名 ヒートパイプを用いたパイプクーリング工法
価格 お問い合わせください
代替となる工種・単価
掲載日 2022年03月31日( 情報更新日:2022年05月13日 )

企業情報

企業名 鉄建建設株式会社
対応地域

北海道・東北

関東

甲信越・北陸

東海

関西

中国

四国

九州・沖縄









紹介文 私たち鉄建建設は、1944(昭和19)年2月1日、「鉄道建設興業株式会社」として設立され、鉄道関連工事を主体とした社会基盤整備を行う会社として歩み始めました。

以来、お客さまをはじめとしたステークホルダーの皆さまとの信頼関係のもと、鉄道工事のトップランナーとして数々の鉄道関連プロジェクトに携わるとともに、皆さまの暮らしを支える社会基盤(構造物および建築物)を数多く手がけ、総合建設業として成長してまいりました。

長引く新型コロナウイルス感染症や海外の政情不安によるサプライチェーンや金融市場の混乱が懸念されるなど、社会環境・経営環境は急速に変化しています。

私たち鉄建建設は、直面する課題に着実に対応し、グループ中期経営計画(2021~2023)「DXを原動力とした変革への挑戦」を着実に進め業務の根本的変革に取り組むことで、技術力と企業力をさらに強化し、社会に貢献できる企業価値を生み出すために役員・社員一丸となって努力してまいります。

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