河川を渡河する既設橋梁の耐震補強について質問させていただきます。
対象橋梁の諸元は以下となります。
・橋種:単径間鋼 I 桁橋
・橋長:25m
・橋台:枕梁式橋台(固定可動支承)
・基礎:コンクリート杭
※既存資料がないため、杭長などの詳細構造は不明となります。
対象橋梁は重要度が高く自治体の耐震化基本計画の対象となっており、「支承部の耐震補強対策」としてレベル2 地震動による水平力を分担する構造の追加設置が必要となります。
しかし、耐震性(保有水平体力)が不足しているパイルベント基礎の橋台に水平力を分担する構造を設置しても効果がないのではないかと苦慮しております。
そのため、落橋防止構造の考え方と同じように桁かかり長に余裕を持たせることで、上部構造の落橋に対する安全性を確保するのみとする方法は、考え方としておかしいでしょうか。
パイルベント基礎による橋台を堤体内に設置されているのは河川管理施設構造令で禁止されていますが、架け替えではなく耐震補強の観点でご指導いただければ幸いです。
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