移動式路面標示プロジェクターは、路面や壁面に対して交通に必要な情報を投影し、ドライバーに明確に伝達します。車線誘導など、シーンに応じた行動喚起が可能です。様々な道路環境に応用可能であり、交通の円滑化や安全対策に役立つご提案を進めてまいります。

■技術概要
①何について何をする技術か？
・夜間工事に伴う規制区間または規制区間前後の走行路にLEDプロジェクターにより案内を標示する技術。

②従来はどのような技術で対応していたか？
・規制区間または規制区間前後に自発光表示板や点滅灯を設置したり、テープや塗料で直接路面に案内を標示していた。

③公共工事のどこに適用できるか？
・夜間の交通規制を伴う道路工事において、規制区間またはその前後。
・夜間で案内を標示する路面があればその他にも広く適用可能。

■特徴
・フィールドを瞬時にスクリーンと化し、非常口や車線変更など必要な情報を利用者に伝達します
・自由なレイアウトを投影可能です
・路面や壁面などの汚れを気にせず投影できます
・ガラスレンズ採用で明るい光量、ムラのない色味が特長です
・ピクトガラスは印刷と異なり、経年変化がほとんどありません
・ピクトガラスのデザイン変更やスペアなどのご要望に対応可能です
・イベントや広告宣伝用途での使用も可能です
・バッテリー一体型のため、電源が取れない場所での使用も可能です

■留意事項
①設計時
・斜め投影補正をかける場合は、ゴボ製作の前に投影した時の投射角度および設置高さを決めておき、ゴボのデザインに反映する必要がある。
②施工時
・照射角度、設置高さをある程度、ゴボ補正の設計値に合わせる必要がある。
・照射距離によって像の大きさと明るさが変わる。
・ドライバーの目に照射光が直接入らないように設置方向に注意する。
③維持管理時
・結露に注意する。レンズが汚れた場合はクリーニングを実施する。
・バッテリーの過放電に注意する。（使用後の充電が必要。）
④その他
・LED寿命20,000時間（見込み）。バッテリー使用可能時間は12時間。
・シンプルな矢印は、約２０M～３０M手前から視認出来ます。
・文字標示になると、文字数にもよが、約２０M手前から視認出来ます。