技術情報
①何について何をする技術なのか?
・暑さ指数などの環境測定値を一元管理できるクラウド型電子式WBGT指数計測システム
②従来は、どのような技術で対応していたのか?
・管理者による暑さ指数(WBGT)などの計測と計測値等の掲示
③公共工事のどこに適用できるのか?
・全ての工事
④その他
【特徴】
(1)JIS規格に準拠
・日本産業規格に準拠した黒球センサーを搭載
・日本産業規格(JIS B 7922)に基づき※WBGT値を設定
・作業強度などに応じたWBGT基準値(JIS Z 8504)を自動設定
※WBGT(Wet-Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)熱中症予防を目的に、人体の熱収支に影響する湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3要素から導き出す指標
(2)計測作業の省力化
・ハードウェアの基本構成は、クラウドにデータを送信する親機(ゲートウェイ)と、温湿度、黒球温度を計測する子機(センサー)
・子機が定期的に自動計測したデータ(温湿度、黒球温度)を親機がLTEや有線LAN(Ethernet)でクラウドへ送信し、クラウドで暑さ指数(WBGT)を算出
・親機1台につき子機30台まで接続可能で、複数箇所の暑さ指数(WBGT)などの環境測定値を一元管理
(3)クラウドで一元管理
・子機の設置場所ごとに「計測したWBGT」と「基準値を比較した超過度合」を色分けして表示
・JIS Z 8504(2021年4月改訂版)に対応した条件設定が可能(作業強度、熱への慣れ、着衣の種類、フードの有無)
・WBGT指針は、子機ごとに選択可能(作業者/日常生活/運動に関する指針)
・条件に合わせてアラートメールを自動配信