3次元データを活用した配筋検査省力化ツール「Modely」

技術名称
3次元データを活用した配筋検査省力化ツール「Modely」
企業名
DataLabs株式会社
NETIS登録番号
CB-230008-A
NETIS登録日
2023/06/08
概要
本技術は、ユーザーが取得した点群から3次元モデルを生成し、配筋検査の合否判定から帳票送付まで立会いなしで現場完結させる。従来技術は、複数人が手作業で実施し、発注者も現地に赴いて対応していた。本技術の活用により、工程の大幅削減や施工性の向上等が期待出来る。
技術情報
①何について何をする技術なのか?
・iPad/iPhone等の汎用機材やレーザースキャナー等で取得した点群からモデルを自動生成し、現場で配筋検査項目の合否判定・帳票作成・帳票送付を完了させる技術。
・点群や作成したモデルは発注者と共有可能で、コメントによる確認会話も可能。
・3次元データをベースとしているため、「デジタルデータを活用した鉄筋出来形計測の試行要領(案)令和4年6月」に規定されている「鉄筋本数、鉄筋径、配筋間隔、鉄筋かぶり」だけでなく、ダブル配筋・環状型フープ筋・円周上に並ぶ鉄筋(フーチング等)についてもモデル化・計測が可能。
・生成した3次元モデルのエクスポートも可能であり(.dxf/.step形式)、他の3次元データと合わせて活用することで、BIM/CIM適用を推進。(今後ifc形式にも対応)
②従来は、どのような技術で対応していたのか?
・複数人の施工者により、検査項目をメジャー等で計測していた。また写真撮影や事務所での検査帳票作成を行っていた。
・発注者は施工者による検査終了後に現場に赴き、立会いのうえ同様の検査を施工者に実施してもらっていた。
③公共工事のどこに適用できるのか?
・コンクリート構造物の鉄筋工における、配筋検査に適用できる。
④その他
・重ね継手長の計測も可能。
・ダブル配筋の計測も可能。
・任意の場所に写真・画像を添付することが可能。
・発注者と帳票をクラウド上で共有できるだけでなく、「承認・否認」機能も搭載。
※上記の情報は下記webページを引用しております。
NETIS 新技術情報提供システム(国土交通省)
https://www.netis.mlit.go.jp/netis/
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