技術名称
BIM/CIMモデルや点群をどこでも簡単に共有・可視化できるクラウドソフト「LinkedViewer」
概要
本技術は、点群データや3次元モデルを地理院地図やPLATEAUモデル等のデータと合わせてWebGIS上に可視化・共有する。従来技術では、高機能PC・ソフトで生成したモデルのデータを送受信し、各々が閲覧して対応していた。本技術の活用により工程縮減と品質の向上が期待出来る。
技術情報
①何について何をする技術なのか?
・複数の点群データや3次元モデルをWebGIS上に可視化することで、周辺情報を含む情報の共有をWebブラウザ上で可能とする。
・作成したViewは各々がWebブラウザ上で自由に閲覧することができ、コメントや画像・動画を介した意思疎通も可能になる。
・共有は、専用のURLを自動生成し、送付するだけで可能になる。
②従来は、どのような技術で対応していたのか?
・従来3次元モデルの可視化は、高機能PCの購入・専用ソフトの導入により生成したモデルのデータを送受信し、各PCにインストールされている専用ソフトで閲覧することで可能となっていた。
・近年ではオンラインウェブ会議システムやクラウド型のシステムを通して、情報共有ができるようになったものの、「Web会議の場でしか共有できない」「被共有者はviewerを自分で操作することができない」といった制約を受けている。
③公共工事のどこに適用できるのか?
・建設コンサルタントと発注者間の現場調整会議。
・建設会社と発注者間の施工協議。
・設計モデルや現況モデルを活用した施工後の維持管理。
・その他、関係者間での3次元データの共有。
④その他
・WebGISとして様々な背景レイヤーを選択できるが、国土地理院の地図・数値標高モデルも選択可能である。
・3次元モデルはユーザーが作成したデータをインポートできるだけでなく、CesiumやPLATEAUのモデルの表示も可能である。