後付衝突警報及び車線逸脱警報装置「モービルアイ」

技術名称
後付衝突警報及び車線逸脱警報装置「モービルアイ」
企業名
ジャパン・トゥエンティワン株式会社
NETIS登録番号
KT-220032-A
NETIS登録日
2022/05/20
概要
本技術は単眼カメラのリアルタイム画像処理で昼間・夜間時に車両運転者へ警報音で知らせる衝突警報・車線逸脱防止装置である。従来は安全装置のない車両で対応していたが、本技術の活用により車両が追突前や車線逸脱時に警報音が鳴り運転者が対応できるため安全性が向上する。
技術情報
①何について何をする技術なのか?
・モービルアイは単眼カメラによるリアルタイムの画像処理で昼間・夜間時における車両運転者に警報音で知らせる後付けの衝突警報・車線逸脱防止装置(※歩行者警報のみ昼間時の作動)である。警報が鳴る仕組みは以下の通りである。
〇前方車両衝突警報
・前方車両が走行中に停止・減速し衝突事故の危険性が高まった際に、衝突までの秒数を算出して、衝突まで2.7秒に迫った際に警報を発砲することにより衝突事故回避を促す。(2.5秒より手前でブレーキを踏むと事故発生率は0%という保険会社による統計が存在。)
〇前方車間距離警報
・30km/毎時以上で走行している際に、前方車間距離が予め設定した設定秒数以下になると、警報が鳴ると共に通常時は緑色のアイコンが赤色に変化する。
〇車線逸脱警報
・55km/毎時以上で走行中に自車走行中の車線を認識する。走行車線から車両が逸脱する直前または逸脱後に警告する。(警報発報の基準となる速度は専用ソフトを使うことで、35km/毎時、45km/毎時、65km/毎時、75km/毎時にも変更可能。車種に合わせて車線逸脱時に警報を出すタイミングも設定可能)
〇歩行者衝突警報
・7km/毎時の速度で走行中に、前方30mの範囲の歩行者を検知し、衝突が予測される場合に警告する。
②従来はどのような技術で対応していたのか?
・衝突警報・車線逸脱防止装置の付いていない車両
③公共工事のどこに適用できるのか?
・工事で使用する車両及び建設機械
④その他
・モービルアイは世界各地で進められている自動運転のプロジェクトやメーカー標準で新車に取り付けられている安全装置と同等のチップを採用しているため、誤報の少ない正確な危険の認知が可能である。
・モービルアイは高度ITSのJIS D0802(ISO15623)の衝突警報の基準に適合している。
・既存のドライブレコーダーやデジタルタコグラフなどの情報と組み合わせることにより、警報音が多い場所を地理情報から特定可能であり、道路交通情報の改善に向けたデータを取ることも可能である。
・上述した警報以外にも道路上に設置された「速度規制標識」を読み取り表示機に表示し、一定以上の速度超過の際に速度標識を点滅させて運転者に警告する機能も存在する。
※上記の情報は下記webページを引用しております。
NETIS 新技術情報提供システム(国土交通省)
https://www.netis.mlit.go.jp/netis/
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